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2020.9.13


本日はうるし工房へ🏃‍♂️!

奈良〜平安期、漆を司る政庁「漆部の造(ぬるべのみやつこ)」が置かれていたとする文献がのこり、漆塗りが始まった地とされる
《漆産業の郷》、曽爾村。

時代とともに衰退してしまった曽爾村の漆文化。

2005年に歴史ある漆との関わりを持続可能な取り組みにしていこうと曽爾村の塩井地区の有志による「漆ぬるべ会」が立ち上がる。自生する漆から苗をつくり、植栽活動からはじまった。それから早15年。苗から漆の成木になるまでは11〜15年かかり、手塩かけて育てた漆から樹液をかき、ようやく曽爾村産の漆も原料として復活してきた。

しかし繊細な漆は、1300本植えた際もほとんどが獣害や地質不良によって枯れてしまったことも…植えたあとから成長するまで試行錯誤の繰り返し。地域住民の方は非常に苦労を重ねて、曽爾産の漆づくりや漆器をつくられています。
漆の根は地面深くではなく横に伸びてはえるため台風で折れてしまったり、何かの拍子で傷がついてそこから腐ってしまったり….
それでも諦めず、地域の営みとして植樹を続けてきました。

今年も生育不良で、うるし工房Nenrinの裏にある漆の木が枯れはじめました。
お寺の下にある木も30本中5本も。
現在、専門家による原因解明を待っております。

漆の森が復活するまで、
地道な道のりです。

そして、うるし工房の皆様が
本日作業していたのは漆のお箸と葉っぱの器づくり🍂

5度も漆を塗られたお箸は、最後の仕上げに。葉っぱの器は全部で88行程もあるというから驚き!すべてが手作業。ここで使用する曽爾産の希少な漆は生命力の強い香り(自然のいい匂い)がし、塗る時も中国産とはあきらかに滑らかさが違うそうです。

漆の郷、曽爾村は古い歴史をもち、
このように現在は地域住民の取り組みから
曽爾村全体、村内外の取り組みへと広がっていこうとしています。

SONI Experienceでご提供している《漆体験》。
曽爾専門の旅行会社だからこそ繋がっている
独自のネットワークを使い、
こうした歴史をふまえて漆の植栽地とうるし工房の見学をセットにさせていただいております。(地域住民の理解が必要となるため漆体験のみは現在対応されていません)
漆産業の復興活動はSDGsの登録もしています。

美しい日本の原風景である里山を守り、
日本産の漆を曽爾村から全国、全世界へ。
ロマンはまだまだ広がります。

ご興味ある方は
◼️山と漆プロジェクトHP

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Urushi Base Soni Nenrin(ねんりん舎)